Born to be a Loser

死んでも親の脛をかじり続けたい人間のブログ

【Grim Dawn】AssetManagerによる日本語フォント作成

この記事は、Grim Dawn ForumにおけるMatougi氏のポストと、JPwikiのModding Guideを参考にしています。

 

v1.1リリースで2byte文字のフォント回りでトラブルが発生しているようです。

私は現在、英語版カラーフィルタを導入してプレイしていますが、Forgotten Godの発売までには日本語環境を作りたいところ。

 

そこで、上記のURLを参考に、手持ちの日本語対応フォントをGrim Dawn上で使用するための流れを、この記事にまとめておきたいと思います。

ほぼ自分用の備忘録的なものになります。

 

【追記】

本稿を書いている途中で、Matougi氏から追加の解説がありました。

追って、記事に加筆する予定です。

 

この記事のゴール

既存の日本語対応フォントファイルをGrim Dawn用に変換すること

 

準備

・ArchiveToolGUIを用意する

[Tool] ArchiveToolGUI - Grim Dawn Forums

上記URL先のポストで、下部にAttached Filesと書かれた場所からzipファイルをダウンロードしましょう。

f:id:NooBooM:20190316091533p:plain

 

・Grim Dawnで使いたい日本語フォントを用意する

どのフォントなら使えるのかについては、Matougi氏のポストの”フォントの選定”の項をご覧ください。

また当然ではありますが、Web上で公開する場合はフォントのライセンスをよく確認しておきましょう。

よくあるライセンス形態についてはまとめもありますが、必ず自身でも原文を確認しましょう。

 

・AssetManager.exeがあることを確認する

Grim Dawnのインストールディレクトリを見ると、Grim Dawn.exeと同階層にAssetManager.exeが確認できるはずです。

インストールディレクトリが分からない場合は、Steamのライブラリ上でGrim Dawnの文字を右クリックしプロパティ→ローカルファイルのタブへ→”ローカルファイルを閲覧”、で行けます。

万が一見つからなかった場合は、同じくローカルファイルのタブから”ゲームファイルの整合性を確認”を行いましょう。

f:id:NooBooM:20190316091636p:plain

 

・(まだなら)Grim Dawnを日本語化する

当然ですが、日本語化していなければ日本語のフォントは表示されません。

書くまでもないこととは思いますが、まだであればForumの日本語化スレを参考に日本語化しておきましょう。

 

手順

1.ゲームファイルの解凍

まず先ほど入手したArchiveToolGUI.zipを解凍し、中にあるArchiveToolGUI.exeとArchiveToolGUI.iniをGrim Dawn.exeと同階層に移動します。(\common\Grim Dawn\)

f:id:NooBooM:20190316125821p:plain

2ファイルをGrimDawnと同一階層へ移動


ArchiveToolGUI.exeを起動し、File>Openから\Grim Dawn\database\templates.arcを選択します。

適当な場所で右クリック>Extract>Allを選択すると、展開先のフォルダを尋ねられるため、\Grim Dawn\database\を選択しましょう。

f:id:NooBooM:20190316131121p:plain

templates.arcをdatabaseへ解凍する

 

2.AssetManagerの起動

Matougi氏の解説の”3.フォントの変換”をベースにしています。

 

AssetManager.exeを起動し、ダイアログではWork Offlineを選択します。

メニューバーからMOD>New、New Mod Nameの欄は適当な名前を入力しましょう。

(画像ではfontsとしています)

f:id:NooBooM:20190316135006p:plain

 

ちなみに2回目以降の起動であれば、Mod>Select>fontsで大丈夫です

 

すると、左カラムのフォルダ名がfonts\sourceという表記に変わります。

このフォルダを一度左クリックし選択状態にしたまま、右カラム内で右クリック>Importから任意のフォントを選択します。

(画像ではコーポレートロゴ丸を使用しています)

f:id:NooBooM:20190316135250p:plain

選択状態でフォントをImport

 

すると、右カラムにフォントが追加されているはずです。

これを右クリック>Auto-Create Asset>Bitmap Font>OKと進めましょう。

【追記】

ここでStyles内の各行をダブルクリックすることで編集できます。

また、+ボタンから同一フォントについて複数のサイズが追加できるらしいです。

ここについてはあとで追記予定。

f:id:NooBooM:20190316140856p:plain

Asset化の設定

 

最後にメニューバーからBuild>Buildでフォントが変換して出力されます。

出力先は\Grim Dawn\mods\fonts(2で設定したNew Mod Name)\resources\です。

なおMatougi氏が書くように、私の環境でもBuildが完了するとAssetManager.exeは動作を停止してしまいますが、フォントは問題無く出力されていました。

f:id:NooBooM:20190316142537p:plain

出力されたfntファイル(画像はコーポレートロゴ丸)

 

3.フォントの適用

無事にfntファイルが出力されたなら、あとはこれを所定のディレクトリに移すだけです。

移す先は以下のどちらでも問題無いようです。

C:\Users\Account\Documents\My Games\Grim Dawn\Settings\fonts\ja\

\steamgames\steamapps\common\Grim Dawn\Settings\fonts\ja\

このどちらかの場所にfntファイルを移動させ、最後にfntファイルを”japanese.fnt”にリネームしましょう。

なお、Settingsやfontsフォルダがない場合は自分でフォルダを作ればOKです。

これでGrim Dawnを起動してフォントが変わっていれば成功です!

 

ぼやけたり滲んだりすることについてはMatougi氏の追加解説を参考にすることで改善できるようです。

この点について実際にやってみて、記事にも追記する予定です。

 

フォントの比較

いくつか試してみて比較画像を上げる予定…

(ライセンス確認中です)